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映画みよっ。

映画のアレコレをつらつら書いていきます

2016年 『NINJA THE MONSTER』(2/20)

邦画

思っていた以上の映画、『NINJA THE MONSTER』

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忍は脅威だと危険視され、幕府が「忍者禁止令」を発布。もはや忍は存在しないと思われていた時代。

長野藩の救済を乞う為に江戸へと向かう幸姫(森川葵)ら一行の中には、忍であることを伏せている伝蔵(ディーン・フジオカ)がいた。道中、山へと入っていく一行を襲う“もののけ”が突如現れる。江戸へたどり着かなければ藩を取り潰されてしまう幸姫。命がけの旅。

いつしか2人の間には特別な思いが芽生え始めていた。

果たして伝蔵は“もののけ”から幸姫を守り、無事に山を抜けることが出来るのか。そして、二人の切ない運命は――。 (公式サイトより)

映画を観終わってまず思ったのは、「なんでVS.モンスターにしちゃったんだろう?」。タイトルとあらすじだけだと、ありきたりでチープな作品に思えるけれど、細部までこだわって作られたことがわかる映画です。大げさなアクションやセリフもない。けれど、伝蔵や幸姫の心情が伝わってくる。そして秀逸なのが計算され尽くしたカメラワーク!

観終わってから知ったんだけど、監督は『タイガーマスク』『太秦ライムライト』の落合賢さんなんですね。太秦ライムライトはすごく良かった! 「5万回切られた男」福本清三さんが初主演されたことでも話題になった作品。あれは、福本さんのための映画。それをドキュメンタリーにせずにしっかりとした物語性を持たせた良作でした。あの映画を撮った監督だと考えると、この『NINJA THE MONSTER』も納得の良作。タイトルや設定からアクション映画や忍者映画を想像していると裏切られた感があるかもしれない。でも「最後の忍者」とか、「モンスター」とかだけで判断するのは絶対にもったいない。ディーン・フジオカさんの華麗なアクションも見どころだけど、それよりも伝蔵がモンスターの中に見たものは何だったのかとか、彼の孤独とかそういうところに注目してみたら、また違う受け取り方ができると思う。

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ディーンさんが外見だけでなく、俳優として内面からもカッコよさを滲ませている作品です。ラストはそうなんだ……という終わり方ですが、太秦ライムライト』に通ずる渋さを感じました。

 

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